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3月は春キャベツの出回り期です~キャベツの栄養のお話~

2023/03/07

こんにちは、栄養士チームです。

寒さもようやく和らぎ始め、春の訪れを感じられるようになりましたね。
そんな折、スーパーや八百屋さんで「春キャベツ」を見かけるようになりました。
そこで今回は、キャベツについてのお話をしたいと思います。

〈キャベツの栄養〉
キャベツには、ビタミンC、ビタミンUが豊富に含まれています。
ビタミンCには、有害な活性酵素から体を守る働きや、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。

ビタミンUは、ビタミンと似た働きをする成分です。
元々、キャベツから発見されたビタミンUは、キャベジンをいう別名で呼ばれることもあります。
市販の胃腸薬として有名ですよね。
ビタミンUの”U"はUlcus(潰瘍)に由来します。
新鮮なキャベツの中の抗消化性潰瘍因子として発見されました。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療や予防に用いられています。


一年中、手に入れることができるキャベツですが、
キャベツの旬は、春と冬の年2回あります。

3
月から6月頃に収穫されたものを春キャベツ、
11
月から3月頃に収穫されたものを冬キャベツと呼んで区別しています。
では、春キャベツと冬キャベツでは、どのような違いがありのでしょうか?

春キャベツと冬キャベツは、見た目や食感に違いがあります。
冬キャベツは、全体として扁平(楕円)な形をしており、
内側の葉は白色っぽいのが特徴です。
    
一方、春キャベツは球形をしており、内部は黄緑色です。
葉全体の巻き方はゆるく、葉は柔らかく瑞々しいのが特徴です。
                     
収穫時期による栄養素の差はさほど大きくありません。
しかし、ビタミンCとビタミンUはどちらも熱に弱い性質をもつ成分ですので、
葉が柔らかく生食しやすい春キャベツは、加熱せずに生で召し上がることをお勧めします。
塩もみしてマリネや和え物にしてもおいしく頂けます。

                       

最後に、美味しいキャベツの選び方についてお話します。
冬キャベツは、ずっしりとした重量感があり、固く締まったものが良いです。
外葉が付いていないものは、古かったり葉が痛んでいたりするので、
鮮やかな外葉がついており、葉は緑色が濃く、ハリや艶のあるものを選びましょう。

一方、春キャベツは、持ち上げた時にふんわり軽いものを選びます。
葉が瑞々しく艶があり、鮮やかな緑黄色のものの方が、
キャベツの甘みをより強く感じます。


もし、スーパーなどで春キャベツを見かけたら、今日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考】
カゴメ株式会社_春キャベツと冬キャベツの特徴の違いって?
わかさの秘密_成分情報