食べ物で体ポカポカ冷え対策

2022/02/03


少しずつ日が長くなり暦の上では春が間近に迫っていますが、まだまだ寒い日が続きそうです。
みなさん、体の冷えに悩まされていませんか? そんなときは食べ物で内側から体を温めるのが効果的です!



【体を温める食品と体を冷やす食品の違いについて】

東洋医学では、食品・食材の性質を「寒、涼、平、温、熱」といった性質に分類します。
例えば、温性の食材とされている生姜(ショウガ)は「生姜(ショウキョウ)」という名で漢方薬に含まれることもあり、発汗を促し、寒気や悪寒などを発散させる効果を期待して用いられています。

体を温める食材と体を冷やす食材は以下のように分けられます。

・ 育つ環境
寒い地域で育った野菜や果物は、体を温めるものが多いとされています。また、冬が旬の食べ物は体を温める傾向があります。反対に、暖かい地域では体内にこもった熱を下げるため、体を冷やす食べ物が育つと言われます。

・ 地面の上と下どちらで育つか
地下で育つものは体を温める傾向があります。そのため土の中で育った根菜や芋類は体を温めると言われています。反対に地上に育つ野菜は水分を多く含むため、体を冷やすものが多いという特徴があります。

・ 発酵しているか
発酵食品に含まれる乳酸菌などの微生物は腸内環境を整え、腸の動きを活発にして代謝を高めることにより体を温めます。身近な発酵食品としては、味噌や納豆、チーズやヨーグルトなどがあります。

・ 色や形
一般的に暖色(赤・オレンジ・黒)の野菜や果物は体を温め、寒色(青・緑・白)の野菜や果物は体を冷やすと言われています。ただし、トマトのような例外もあります。

注意していただきたいのが、体にとって大切なのは「バランス」だということ。
限定的な食品の効果を期待してその食品だけ摂り過ぎることで、かえって体調を崩すこともあります。



【朝ごはんは冷え対策の第一歩!】


朝ごはんをしっかり食べ、生活リズムを整えましょう。
朝ごはんを食べると、内臓が活動を始めて、エネルギーを生産してくれます。そのため、朝から体が活動的になり、体温は上昇します。また、摂取するなら、体を温めるものがおすすめです。朝、時間がない人はお味噌汁1杯でもいいので取り入れてみてください。お味噌汁自体が温かいことに加え、味噌には血行促進に関わるビタミンB1も含まれています。

まだまだ寒い日が続きますが、今回ご紹介しました冷え対策や食品を普段のお食事に取り入れて、寒い季節を乗り越えましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考】
〇AllAbout20th 健康・医療
 https://allabout.co.jp/gm/gc/301609/
〇北信ヤクルト販売株式会社
 https://www.hokushin-yakult.co.jp/news/topics/