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運動によって、どのくらいのエネルギーが消費できる?

2021/09/28

こんにちは栄養士チームです。
カレンダーを見たら『スポーツの日』で祝日だと思っていた10月11日が平日になっていたことに気がつきました。今年はオリンピックのために9月に移動されていましたね。

前回は『食欲の秋』に触れましたが今回は『スポーツの秋』ということで運動によってどのくらいのエネルギーが消費できるのか、お話ししたいと思います。

ぜひ想像していただきたいのですが、例えば3時のおやつにカステラを2切れ食べたとしたら、どのくらい運動すると食べたカステラのエネルギーを消費できるのでしょうか。
メーカーにもよりますが、カステラは2切れで約320kcalです。これは体重50kgの人が軽いジョギング約1時間30分で消費するエネルギーとほぼ同じです。普通の歩行ですと約2時間30分に相当します。

では秋に美味しい栗を使ったモンブランはいかがでしょうか。こちらは約425kcal、運動の強度が高い水泳でも体重50kgの人なら約1時間10分かけて消費するエネルギーに相当します。
運動の強度(メッツ)は安静にして座っている状態を1メッツとして、いろいろな運動がその何倍の強さであるかを表します(図1)。


(図1) 身体活動で消費するエネルギー

ついつい手を伸ばしてしまいがちな間食ですが「このエネルギーを運動で消費するには…」と考えると、いつもより少し控えめな量に調節するきっかけになるかもしれません。

これから冬にかけて寒くなると脂肪が蓄積しやすくなる傾向がありますので、間食の是正や、基礎代謝を上げて太りにくい体を作る筋力アップに効果的な運動にもぜひ挑戦してみてください。
ハロウィンやクリスマス、お正月などの食に関する誘惑が多いイベントに今から備えましょう!

【参考】
〇健康づくりのための身体活動基準2013 厚生労働省
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/undou-energy.html