2年目新人研修レポート

2021/06/24

こんにちは、2年目薬剤師の石井です。
先日、2年目研修のうち、第1回目の学術研修を受講しました。
1年目の学術研修では、「薬のリスクを想起する」と言うテーマで研修が行われました。

2年目の研修はそのテーマの延長で、リスクを想起した先にどのような考えやアプローチができるのかについて学びました。

今回の研修テーマは「ポリファーマシーと潜在的な不適切処方について考える」です。
ポリファーマシーとは一人で5~6種類以上の薬剤を服用している状態で、それに関連して副作用リスク増加や服薬方法の誤り、服薬状況の悪化などに繋がる状況のことを言います。










高齢化が進む中、ポリファーマシーの状況は増加傾向にあると言われており、正しい服薬管理や処方提案といった薬局薬剤師の介入が社会から求められています。今回の研修ではポリファーマシー状態にある架空の患者に関して、現在服用している処方薬のリスクや処方提案、生活指導など、今後どのようなアプローチをその架空患者に行なっていくべきか3チームに分かれてディスカッションしました。










ディスカッションは、事前課題で各々が調べた架空患者に処方された処方薬のリスクに関する情報を共有しながら行いました。
ディスカッションや他チームの発表を通して、同じ患者様を対象としていても自分が気づかなかった着目点やアプローチがたくさんあり、まだまだ自分の視野が狭いことを実感し、とても刺激を受けました。
今回の研修で学んだことを、今後の業務にいかせるようにしていきたいと思います!