★ビタミンD不足にご注意ください★

2020/04/22

政府からの緊急事態宣言を受け、外出を自粛されている方が多いかと思います。
このような状況の中、ビタミンDの不足が懸念されていることはご存知でしょうか?

ビタミンDは、健康な骨、筋肉、歯のためにカルシウムやリンとともに働く大切な栄養素です。また、免疫機能を調節・維持するとの報告などもあることから、近年注目されています。
不足すると、年齢を問わず、骨や筋肉の健全な形成などに支障をきたしてしまうため、注意が必要です。


ビタミンDには、主にビタミンD2とビタミンD3の2種類があり、いずれも食べ物からとることが出来ます。また、ビタミンD3は、紫外線に当たることによって体内でつくることが出来るため、基本的にはとりやすい栄養素です。
しかし、偏った食事を続けていたり、日光を浴びる時間が著しく減っている場合には、ビタミンDが不足しまう可能性があります。


そこで、外出自粛中の今、「ビタミンDをとること」を特に意識してみましょう!
ビタミンDは、きくらげ、しめじ、しいたけなどのきのこ類や、いわし、にしん、さけなどの魚介類に多く含まれています。ビタミンDは油に溶けやすい性質があるため、脂質を含む動物性食品の方が体に吸収されやすいですが、きのこ類でも炒め物や揚げ物にするなど油を使って調理することで、体に吸収されやすくすることが出来ます。



(引用:公益財団法人骨粗鬆症財団HPより)

また、窓際やベランダで、30分程(日光浴後、肌が赤くならない程度で)日光浴することもおすすめです。
いずれも難しい方は、
サプリメントを活用するのもひとつの方法です。


新型コロナウイルスの対策については、感染予防だけでなく、食事の偏りにも気を付け、健康維持のためにできることからはじめてみましょう


【参考】
〇公益社団法人日本栄養士会
https://www.dietitian.or.jp/important/2020/4.html
公益財団法人長寿科学振興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html