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地域活動~中学生の職場体験学習を受入れ(足立栗原店)

2019/07/16

6月の最終週、2日間にわたり、近隣中学校からの依頼で中学二年生の職場体験学習受入れを足立栗原店で行いました。
田辺薬局では、地域住民の方との絆づくりにも力を入れ、こういった職場体験学習も、学校側から依頼があればお受けしています。
薬局=医療機関であるというところから、個人情報保護の観点など、クリアすべきことはありますけれども、職場体験学習に来局した中学生が「自分も将来薬剤師になって地域の方々の健康を守る、お薬によって命を守るお仕事がしたい」と思ってくれる一助になればと、複数の店舗で継続的に受入れています。
(8月には、茨城県の知手中央店でも2名の中学生の受入れが決まっています。)

今回は、6時間を2日間、という比較的濃い内容がお伝えできる体験学習でしたので、薬剤師体験というだけにとどまらず、「薬局の仕事まるごと体験」といった形でカリキュラムを薬局長、管理薬剤師が作成してくれました。

薬局においてある雑貨(健康食品)や、衛生用品(ガーゼなど)の在庫を点検して賞味期限が問題ないかを調べたり、不足しているものは発注をかけたりというお仕事から始まり、あらかじめ作成していたテスト入力用の処方箋を実際にレセプトコンピュータに入力するという事務方のお仕事も体験しつつ、薬剤師としてテスト入力用の処方箋を受け取ってから実際に必要なお薬の量はどれだけなのか、を計算してもらったり、それを実際に取りそろえてもらったり、ということにもチャレンジしていただいたのです。

時代の流れからいっても、これからの薬剤師像は、「お薬を取りそろえて患者さんにお渡しする」だけのものではないことが明確になってきています。そこで、「患者さんにお渡しする際の服薬指導」にまで踏み込んで、店舗のスタッフを患者さんに見立てた服薬指導のロールプレイングにも取り組んでみていただきました。

もちろん、実際には、清涼菓子の複数の味や、コーティングされたチョコレートの粒を使ったもの、精製水を使ったもの、市販の保湿クリームを使ったものなど、お薬は使用しておりませんが、今後は、例えば、チョコレートの服薬指導において「暑い時期には溶ける可能性があるから保存は涼しい場所で」、清涼菓子での服薬指導では「開封したときにミントの香りがします」などその品の特性についてもお伝えできるようなものに取り組んでいただけたら、今まで以上に薬剤師の仕事について体感していただけるのではないかとも考えています。

薬局長が「中学2年生の生徒さんが眼を輝かせて体験学習に取り組んでくれた姿は本当に心がほっこりして嬉しいものだった」と報告を結んでおりました。
以前、小学生の職場見学を鶴見西口店で受け入れたこともあり、近隣の児童生徒にもっと薬局のことを知ってもらう良い機会でもありますので、ご要望があれば今後も前向きに対応してまいります。