製品勉強会を開催しました

2021/08/05


先日、メーカー協力のもと高齢者の低栄養と市販栄養剤の勉強会を行いました。
薬剤師・事務スタッフも参加の、サンプルを試飲しながらリラックスした講座となりました。


高齢者の低栄養は、介護が必要になるリスクや死亡率を増加させるため、早急に対策を講じるべき課題ですが、ご本人とその介護者の認知度は以前として低いと言われています。
ダイエット志向や疾患による減量意識が高齢になっても抜けず、やせすぎに気が付かない方も多く見受けられます。
薬局は高齢の方も多く利用されていますので、低栄養リスクの高い方へ早期に働きかけができる場でもあります。


お食事の量を増やしバランス良くを摂ることができれば、比較的改善しやすい傾向にありますが、口腔機能の低下や疾患によりそれが難しい方もいらっしゃいます。
そういった方への提案の一つとして、ドリンクタイプの市販栄養剤の使用も候補に挙がります。今回取り扱った商品は少量でバランス良く栄養補給ができ、容器も持ちやすくこぼれにくい形状となっており同様の商品の中でもシェア率が高いものです。

また、今回は勉強会終了後にワーク行いました。
市販栄養剤が勧められそうな方をピックアップし、本人と医師へのアプローチ方法や服薬・疾患状況を鑑み、勧めるうえで課題となる部分などを話し合いました。
より実践的な内容を交え、ご使用になる方に適した製品を提案できるよう日々勉強しております。


栄養剤を勧めることはあくまでも一例であって、その方の背景や生活環境には個人差があります。
薬局の栄養士は一人一人に適したアドバイスを行い、一緒に健康について考えサポートできる、そんな存在でありたいと思っております。
今後も栄養士の活動について紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。