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バレンタインデー ~チョコレートとカカオについて~

2022/02/01

こんにちは、栄養士チームです。

もうすぐバレンタインデーということで、今回はチョコレートやココアの材料のカカオについてご紹介します。Cocoa Pods.JPG

 

カカオは南アメリカ原産のアオイ科の常緑性小高木で、種子を発酵させたものをチョコレートやココアなどに加工します。
 

このカカオ製品 (チョコレートやココア) の摂取が、高血圧に対して有効であると言われています。


カカオのどの成分が有効であり、また高血圧以外にも有効性があるのか、現時点でははっきりしていません。


さらに、カカオ製品は総じて脂質を多く含むため、効果のみに注目すると脂質やエネルギーの過剰摂取に繋がります。
 


また、チョコレートやココアには生理活性のあるカフェインやテオブロミンが含まれており、過剰量で摂取すると、それらの成分によって望まない影響が出る可能性があります。
服薬されている方は注意が必要ですので、医師・薬剤師に相談しましょう。


ひとつの目安として、農林水産省「食事バランスガイド」では、1日あたりの間食は200kcal程度に抑えることが望ましいとされています。
板チョコでは約1/2枚で200kcalですが、前述のとおり脂質が多く含まれるためバランス調整が必要になります。
ちなみにですが、製品によって含有成分量が大きく異なるため、上記の摂取量での有効性は保証できません。
※食事制限などがある方は医師の指示に従ってください。


たくさんチョコレートをもらう方は、一度に食べすぎないように気を付けてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。


<参考>
「健康食品」の安全性・有効性情報 (nibiohn.go.jp)
「食事バランスガイド」の適量と料理区分:農林水産省 (maff.go.jp)
食品成分データベース (mext.go.jp)