2020年度 新人栄養研修(第2回)
2020/11/25
新人栄養研修の第2回について紹介させていただきます。
第2回は、7月14日(火)9:00~13:00にオンラインにて開催いたしました。
今回はより専門的な内容となるため、新入社員の薬剤師・管理栄養士の計16名を対象に行いました。
第2回の研修目的は、基礎的な栄養学の知識や栄養状態を評価する方法を学び日々の業務に活かすこと。そして薬局で働く者として栄養に関するアドバイスができることにより、幅広く健康相談に対応できる“地域の身近で頼れる存在”となることを目指し、実施しました。
以下、講義の内容をまとめています。
※ここでは、食事で栄養が不足した際、必要な栄養素(エネルギー、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル等)を補給する食品や薬剤のことを指す。
これらの講義を踏まえ、職種ごとに達成目標を掲げました。
薬剤師は、糖尿病・高血圧患者への基本的な栄養指導ができるようになり服薬指導に活かすこと。
管理栄養士は、食事摂取量や栄養状態を評価し糖尿病・高血圧患者への栄養指導、経腸栄養剤の選択ができるようになること。また、管理栄養士と薬剤師が連携して外来患者や在宅患者などの了承を得て、栄養学的な評価や提案を医師へ報告できるようになることとしました。
研修後、症例検討の回答作成(高血圧患者への栄養指導)を課題としました。
講義の症例検討は、以下の流れで行いました。➀患者様の基礎データ(身長・体重・検査値・併用薬等)を示す。このデータから食事に関して患者様に聞き取りたいことを挙げる。
講義の中では2つの症例のうち、1つ目の糖尿病の症例検討を①~③の一通り行い、感覚をつかんだ上で、2つ目の高血圧に関しては講義内で①まで実施し、②を個人課題としました。③のフィードバックは後日行っております。

研修報告書の“明日から実践できること”記載欄にはこのような回答がありました。「食事等における問題点を指摘するだけでなく、代替案を提案する。」
その他、「今回学んだ栄養指導の方法を店舗のスタッフで共有する。」という回答がありました。新人栄養研修は新入社員の方を対象に行っていますが、全社員が業務に活かせる内容も実施しております。このように新入社員から各店舗スタッフへ共有することで、田辺薬局が“みなさまの薬局”となるべく知識を深めていきたいと思っております。
次回は最後、第3回の研修についてご紹介いたします。
以上、新人栄養研修担当の伊藤と片田が担当いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
第2回は、7月14日(火)9:00~13:00にオンラインにて開催いたしました。
今回はより専門的な内容となるため、新入社員の薬剤師・管理栄養士の計16名を対象に行いました。
第2回の研修目的は、基礎的な栄養学の知識や栄養状態を評価する方法を学び日々の業務に活かすこと。そして薬局で働く者として栄養に関するアドバイスができることにより、幅広く健康相談に対応できる“地域の身近で頼れる存在”となることを目指し、実施しました。
以下、講義の内容をまとめています。
◆バランスのよい食事について
食事療法の基本となる、バランスのよい食事の摂り方について理解する。◆管理栄養士からみる基礎疾患講義(糖尿病・高血圧の食事療法)
現場で遭遇しやすい疾患(基礎疾患)の食事療法や実践に活かせる栄養知識を身につける。◆症例検討(糖尿病・高血圧の食事療法)
症例検討では、基礎疾患講義で学んだ知識をもとに、今、目の前に患者様がいたらどのように指導をするかを意識し検討を行う。◆栄養状態評価、医師への報告事例
患者様の栄養状態を評価する方法を学ぶ。実際に栄養状態の評価を行い、患者様の了承を得て医師へ情報提供を行った例を知る。◆経腸栄養剤※の種類と選択
経腸栄養剤の種類と特徴を理解し、適切な経腸栄養剤を選択する方法を学ぶ。※ここでは、食事で栄養が不足した際、必要な栄養素(エネルギー、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル等)を補給する食品や薬剤のことを指す。
これらの講義を踏まえ、職種ごとに達成目標を掲げました。
薬剤師は、糖尿病・高血圧患者への基本的な栄養指導ができるようになり服薬指導に活かすこと。
管理栄養士は、食事摂取量や栄養状態を評価し糖尿病・高血圧患者への栄養指導、経腸栄養剤の選択ができるようになること。また、管理栄養士と薬剤師が連携して外来患者や在宅患者などの了承を得て、栄養学的な評価や提案を医師へ報告できるようになることとしました。
研修後、症例検討の回答作成(高血圧患者への栄養指導)を課題としました。
講義の症例検討は、以下の流れで行いました。
➀患者様の基礎データ(身長・体重・検査値・併用薬等)を示す。このデータから食事に関して患者様に聞き取りたいことを挙げる。
②聞き取り事項(食事内容・運動習慣・飲酒喫煙習慣・家族構成等)を示す。患者様の生活背景を考慮した上でどのような栄養指導を行うか考える。
③講師より、この患者様に対する栄養指導のポイントを解説。
講義の中では2つの症例のうち、1つ目の糖尿病の症例検討を①~③の一通り行い、感覚をつかんだ上で、2つ目の高血圧に関しては講義内で①まで実施し、②を個人課題としました。③のフィードバックは後日行っております。
(使用資料抜粋)


研修報告書の“明日から実践できること”記載欄にはこのような回答がありました。
「食事等における問題点を指摘するだけでなく、代替案を提案する。」
「一度にたくさんのことを伝えすぎず、ワンポイント程度に大事なことを伝える。」
「糖尿病の患者様へは、糖質の制限だけでなく1日の適切なエネルギー摂取量についても指導する。」
「減塩に関して様々な方向からの指導(味噌汁の具を増やす、スパイスや香りを使うなど)を提案する。」
その他、「今回学んだ栄養指導の方法を店舗のスタッフで共有する。」という回答がありました。新人栄養研修は新入社員の方を対象に行っていますが、全社員が業務に活かせる内容も実施しております。このように新入社員から各店舗スタッフへ共有することで、田辺薬局が“みなさまの薬局”となるべく知識を深めていきたいと思っております。
次回は最後、第3回の研修についてご紹介いたします。
以上、新人栄養研修担当の伊藤と片田が担当いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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